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「やっつけ仕事」「突貫工事の不良品」…野党の批判に橋下市長は厳しい表情崩さず 協定書否決の大阪市議会本会議

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「やっつけ仕事」「突貫工事の不良品」…野党の批判に橋下市長は厳しい表情崩さず 協定書否決の大阪市議会本会議

 大阪維新の会が掲げる大阪都構想の設計図(協定書)議案を27日否決した大阪市議会。本会議では採決に先立ち、野党会派が協定書について「やっつけ仕事」「突貫工事の不良品」などと改めて批判する演説を行った。橋下徹市長(維新代表)は終始厳しい表情で、否決の瞬間は正面を見据えた後、視線をわずかに落とした。

 「維新以外の会派が指摘した課題について、市長が真摯(しんし)に取り組んでおられれば、このようなやっつけ仕事で不備だらけの協定書を作ることはなかった」

 27日午後、大阪市議会本会議場。野党演説で一番手を務めた公明市議は鋭い口調で切り込み、野党議員は「そうだ」「その通り」と次々に賛同の声を上げた。

 大阪市を5つの特別区に分割し、大阪府とともに再編する都構想は、広域行政を都に一元化することで二重行政の解消を図ることを目的にしている。

 これまで野党は協定書の内容について、特別区の権限や財源が担保されていない▽特別区が共同で設置する一部事務組合の事務が多すぎ、調整に手間取る▽特別区の新庁舎確保など再編コストに約600億円がかかる-といった「課題」や「懸念」を指摘してきた。

 公明市議が一部事務組合について「行き場のない事務を押し込めるだけ押し込み、巨大化した。全部事務組合だ」と皮肉を述べると、野党議員はどっと沸いた。一方、橋下市長は不満げに首を傾けた。

 「協定書は突貫工事の不良品」。続いて壇上に立った自民市議も批判を展開。採決は午後3時10分ごろに行われ、議場で起立し賛成したのは維新市議31人のみ。橋下市長は正面に視線を据え、数分後には納得がいかないのか、頭を左右に揺らした。

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