産経WEST

【猛虎の日本Sを振り返る】(4)1964年対南海 「御堂筋シリーズ」も東京五輪で客足伸びず

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【猛虎の日本Sを振り返る】
(4)1964年対南海 「御堂筋シリーズ」も東京五輪で客足伸びず

 史上初めて、現時点で唯一の関西球団同士の激突で「御堂筋シリーズ」といわれたが、観客動員には苦戦した。この年開かれた東京五輪の影響だ。南海(現ソフトバンク)が日本一を決めた最終の第7戦は10月10日で開会式と同じ日。甲子園の観衆は1万5172人にすぎず、まるでシーズン終盤の消化試合のようだったという。

 藤本定義監督率いる阪神は9月30日、甲子園でリーグ優勝を決めたが、シリーズは翌日の夜、同じ甲子園で開幕。ナインは連戦で日本一をかけた戦いに突入した。今年のシリーズも甲子園で開幕するが、この50年前以来となる。

 試合は阪神が先に王手をかけたが、南海に連勝を許して3勝4敗で涙をのんだ。後がない第6、7戦で連続完封の離れ業を見せたのが、シーズン26勝を挙げた南海のスタンカ。阪神も29勝したバッキーがエースだったため「外国人シリーズ」ともいわれた。バッキーはペナントレースの疲れが残っていたのか、1勝止まり。スタンカと先発で投げ合った第6戦は4回3失点で降板した。

「産経WEST」のランキング