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「必ず、迎えに行くよ」拉致問題解決へ新たな風 大阪の23歳女性が異色楽曲「空と海の向こう」人気  

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「必ず、迎えに行くよ」拉致問題解決へ新たな風 大阪の23歳女性が異色楽曲「空と海の向こう」人気  

 必ず、迎えに行く-。大阪府東大阪市在住のシンガー・ソングライター、山口采希(あやき)さん(23)が、北朝鮮による拉致問題を扱った異色の楽曲「空と海の向こう」を発表した。9月24日にCDが発売され、オリコンのデイリーチャートで初登場7位を獲得。平成生まれの澄んだ歌声は拉致問題の存在を知らない若年層に浸透しつつあり、被害者救出に向けた活動に新たな風を起こしている。(時吉達也)

 台風18号が去り、青空ものぞいた10月6日午後。同府豊中市の千里中央駅前の広場で、山口さんの路上ライブに買い物客が足を止めた。

 「上手に拍手してくれて、ありがとうなー」。数曲を歌い上げ、家族連れの子供らと終始笑顔でやりとりをしていた山口さん。しかし、一瞬間を置くと表情を一転させ、ゆっくりと言葉を紡いだ。

 「『さらわれてしまった方々を必ず取り返す、取り戻す』。音楽を通して、思いを伝えていきたいです。必ず、必ず、迎えに行こう。『空と海の向こう』」

 ピアノの伴奏に合わせ、透明感あふれる歌声が空に吸い込まれていった。

 東大阪市出身。小学6年生の時から地元の盆踊りで河内音頭の音頭取りを務め、高校卒業後に大好きな音楽の道を志した。明治時代の「教育勅語」や「五箇条の御誓文」をテーマにした楽曲を発表するなど、常識の枠にとらわれない活動を続けていた山口さんが「拉致」に関心を抱いたのは平成24年秋。拉致被害者救出活動の象徴「ブルーリボン」をファンから渡されたのがきっかけだった。

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