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【衝撃事件の核心】性行為ライブの〝温床〟に捜査のメス 端緒は「帽子君」…謎多き「FC2」野放しの背景

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【衝撃事件の核心】
性行為ライブの〝温床〟に捜査のメス 端緒は「帽子君」…謎多き「FC2」野放しの背景

〝違法動画の温床〟との指摘もある人気動画投稿サイト「FC2」をめぐる構図。本社が米国ラスベガスにあって「国境の壁」に阻まれてきたが、京都府警などの捜査で実質的に国内で運営されている疑いが濃厚になっている

 インターネットの人気動画投稿サイト「FC2」で、性行為のライブ配信を手助けしたとして、京都府警など5府県警の合同捜査本部は9月30日から5日間にわたり、公然わいせつ幇助(ほうじょ)の疑いで、サイトを実質的に運営していたとみられる大阪市北区のインターネット関連会社「ホームページシステム」の家宅捜索に踏み切った。FC2は、違法なわいせつ動画や人気テレビ番組の無断投稿で物議を醸し、〝違法動画の温床〟との指摘もある。経営陣のメディアへの露出も極端に少なく、本社が米国・ラスベガスにあるとされながら実態はベールに包まれている。これまで「国境の壁」に阻まれてやむなく野放し状態だったが、京都府警などの捜査で実質的に国内で運営されている疑いが深まり、強制捜査に結びついた。謎が多いFC2の運営実態は解明されるのか。

裏付け捜査で「国内運営会社」浮上

 家宅捜索を受けたホームページシステムが捜査線上に浮上したのは、前代未聞の逮捕劇がきっかけだ。

 今年6月、FC2のライブ配信サービスで、性行為の映像を配信したとして、京都府警が公然わいせつなどの疑いで、大阪市北区の自称ライブチャット配信業の男(31)を現行犯逮捕。性行為動画のライブ配信での現行犯逮捕は全国初だった。

 男は、インターネット上で「帽子君」を名乗り、自宅マンションで風俗求人誌などで勧誘した相手役の女性との性行為をライブ配信していた。自身のホームページで配信スケジュールを公開しており、スケジュールに合わせて自宅に踏み込んだ京都府警が逮捕。裏付け捜査の過程でホームページシステムの存在が浮上したのだ。

 FC2の動画サイトを警戒していたのは、京都府警だけではない。

 9月25日には、警視庁や神奈川県警などが人気ドラマやバラエティー番組を無断で投稿したとして、著作権法違反容疑で大阪市鶴見区の30代の無職男を逮捕するなど一斉摘発。各府県警も取り締まりを強化している。

「野放し有名」「ついに捜索」…真の問題は「未成年が配信で稼ぐ」、帽子君は3000万円

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