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【河野裕子短歌賞】第3回、「家族の歌」部門の最優秀に東京の足立さん

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【河野裕子短歌賞】
第3回、「家族の歌」部門の最優秀に東京の足立さん

 家族や日常の風景を歌に詠み続け、平成22年に64歳で亡くなった戦後生まれを代表する女性歌人、河野裕子(かわの・ゆうこ)さんを顕彰する第3回「~家族を歌う~河野裕子短歌賞」(産経新聞社主催、京都女子大学共催)の入賞者が19日、発表された。最優秀賞の「河野裕子賞家族の歌」には、東京都世田谷区の主婦、足立訓子(のりこ)さん(47)の「みてゐてとわれがたのめばうなづきてだきつくやうに荷物まもれり」が選ばれた。表彰式は25日、京都市東山区の京都女子大で行われる。

 足立さんは「大変光栄です。おかげさまで親孝行もできました」と話している。

 また、恋愛を詠んだ「恋の歌・愛の歌」部門の河野裕子賞は北九州市の主婦、王生(いくるみ)令子さん(53)の「捨てようとすれば途端に調子よく火のつくライター君にそっくり」に、中高生を対象とした「青春の歌」部門はさいたま市の佐々木遥さん(17)の「ほんとうの夢は誰にも言いません正しいだけの空の青にも」に決まった。

 賞は家族の歌、恋の歌・愛の歌、青春の歌の3部門があり、家族の歌には1878首、恋の歌・愛の歌に640首、青春の歌に6914首の計9432首の投稿があった。

 河野さんは京都女子大在学中の昭和44年、「桜花の記憶」で角川短歌賞を受賞し、デビュー。生活実感を大切に家族や恋を詠み続け、宮中歌会始の選者も務めるなど活躍したが、平成22年8月、乳がんで死去した。

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