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【ビジネスの裏側】元祖はどっち? 「マッサン」人気でニッカ「竹鶴」絶好調…サントリー「国産第1号」復刻で追撃

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【ビジネスの裏側】
元祖はどっち? 「マッサン」人気でニッカ「竹鶴」絶好調…サントリー「国産第1号」復刻で追撃

 NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」効果でウイスキー人気の再燃を-。業界はいま、そんな期待で沸いている。そもそもニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝氏と妻リタの生涯を描いた物語だが、サントリーにも、山崎蒸溜所の初代所長に招へいした竹鶴氏とともに初の国産ウイスキーを作り上げ、「日本人の口に合うよう進化させたのはわが社」との自負がある。日本のウイスキーの雄はどちらか。ニッカ親会社のアサヒビールも巻き込み、現実の世界では両社が激しい競争心をちらつかせる場面もでている。(田村慶子)

節目に不動の地位を

 「おかげさまで市場が沸騰しています」

 ニッカウヰスキー親会社のアサヒビールは、喜びを隠さない。

 アルコール離れも指摘されるなか、竹鶴氏をモデルにしたドラマの前評判や限定ボトル発売の影響などもあって今年1~8月の国産ウイスキー売り上げが前年同期比の7%増となった。なかでも「竹鶴」ブランドが39%増の8万7千箱(1箱=8・4リットル換算)と絶好調だからだ。9月も「竹鶴」は6割増を見込む。

 アサヒビールは平成26年度における洋酒カテゴリーの販売目標を、当初の379億円から前年比5・5%増の399億円に上方修正した。ニッカウヰスキーにとって今年は創業80周年、竹鶴氏の生誕120周年に当たる節目でもある。ドラマを追い風に「日本ウイスキーの父は竹鶴氏であることを広く知らしめ、業界で不動の地位を固めたい」(アサヒビール)と力を込める。

「リタ」ハイボール…ドラマにも登場サントリー、TVもリアルも競争で相乗効果

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