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国会「うちわ」もめ 紙だけならOK、骨組みありは公選法違反? 微妙な境界、旗色悪い松島氏

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国会「うちわ」もめ 紙だけならOK、骨組みありは公選法違反? 微妙な境界、旗色悪い松島氏

松島法相が配ったとされるうちわ

 国会で「うちわ」をめぐる騒動が持ち上がっている。松島みどり法相が自身の選挙区内の祭りで「うちわ」を配布した行為が、公職選挙法が禁じる寄付行為だと追及を受けた。松島氏は「うちわとして使えるが、討議資料」と苦しい釈明。一方、追及した側も、紙に穴を開けて指を通すと「うちわ」として使えるものを配った経験があったが、「個人ビラで選管の承認も得ている」という。いったい何がだめで、どうしたらOKなのだろうか。

有価物か否か

 「うちわと解釈されるなら、うちわとしての使い方もできると…」

 7日の参院予算委員会。「うちわ」に見える配布物を手にした民主党の蓮舫元行政刷新担当相の指摘に、松島氏はこう答えた。

 公選法は、公職者や選挙の候補者が選挙区内で「金銭、物品その他の財産上の利益」がある有価物を配ることを、寄付行為として禁じている。松島氏の場合、骨組みと柄のあるしっかりした造りだったため、蓮舫氏は「討議資料」でなく有価物の「うちわ」として、追及したのだ。

 総務省は取材に対し「調査権がないので個別に評価することはできない」とコメント。だが、埼玉県選挙管理委員会はホームページで、うちわを贈ることを「寄付の禁止に該当し、できない」と掲載しており、松島氏の旗色は悪そうだ。

候補者に人気

 舌鋒鋭く追及してみせた蓮舫氏も「うちわ」を配った経験があるという。

 だが、骨組みのない紙だけで作った円形のもので、「個人ビラとして届け出ており、選管の承認を得ている。寄付に当たらない」とする。

 こちらも「うちわ」に思えるのだが、例えば東京都選管は「一枚の紙など均質な素材だけで作られたものなら社会通念上、ビラと呼べる。持ち手部分を取っ手のように細工し、補強していたりするとそうではないだろう」としており、許容範囲のようだ。公選法では、選挙で候補者が配布するビラは「縦29・7センチ、幅21センチ以内であれば形や材質は自由」と規定している。

 「うちわ」について、ある衆院議員の事務所関係者は「ただの紙のビラより、うちわ型の方が手に取ってもらいやすく、候補者は作りたくなる」と話す。

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