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【ノーベル物理学賞】「努力の天才」「執念が快挙」…3人受賞に興奮、各界から祝福の声

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【ノーベル物理学賞】
「努力の天才」「執念が快挙」…3人受賞に興奮、各界から祝福の声

中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授

 2年ぶりの日本人のノーベル賞受賞、しかも一度に3人が受賞するという栄誉に、ゆかりのある人たちや企業などから、次々に祝福の声が送られた。

 赤崎勇・名城大終身教授の生まれ故郷の鹿児島県では、同級生らが喜びの声を上げた。赤崎さんは同県知覧町(現・南九州市)出身。鹿児島市内にあった旧制中学時代の学友、増満基仁さん(85)は「努力の天才で集中力がすごかった」。赤崎さんは全学年で学級長を務め、成績は常にトップだったという。同級生の海江田順三郎さん(86)は誠実で人望が厚かったと振り返り、「みんな彼に追いつけと一生懸命に勉強した」と話した。

 昭和61年から、赤崎さんと青色発光ダイオードの共同開発に当たった自動車部品メーカー「豊田合成」(愛知県清須市)は、「赤崎先生のご指導を仰ぎ、平成3年、世界に先駆けて青色発光ダイオードの開発に成功、7年には事業化を成し遂げることができました。当社としてもご功績を誇りに思うと共に、先生の今後益々のご活躍を祈念いたします」とコメント。

 赤崎さんと親しいEUVL基盤開発センター(茨城県つくば市)の渡辺久恒相談役は「半導体で三原色は無理だと、世界中の研究者が諦める中、研究にこだわり続けた。その執念が快挙につながった。『どうだ、青が光ったぞ』と伝えられた時のまなざしをよく覚えている。本当に素晴らしい」と話した。

 天野浩・名古屋大教授と赤崎さんの研究仲間、榊裕之・豊田工業大学長も「受賞は時間の問題だと思っていた」と喜んだ。「照明技術を一変させた大きな業績で、粘り強い仕事をするのに、日本の企業、大学が適した環境だということも証明した。赤崎さんが長い間頑張っていて、そこに若い天野さんが入って、研究の突破口を開いた。異なる年代の研究者が力を合わせて努力した、素晴らしい例だ」と偉業をたたえた。

 中村修二さんがかつて勤務し、特許権の譲渡対価をめぐり裁判で争ったこともある日亜化学工業(徳島県阿南市)は「日本人の受賞は大変喜ばしい。とりわけ、受賞理由が中村氏を含む多くの日亜化学社員と企業努力によって実現した青色LEDであることは、光関連技術の日亜化学にとっても誇らしいことだ」とするコメントを出した。

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