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「けんかを売っているのか」と都民から県庁に電話も 「打倒東京」徳島県が都会にない地方の魅力発信

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「けんかを売っているのか」と都民から県庁に電話も 「打倒東京」徳島県が都会にない地方の魅力発信

徳島県が公開を始めたPR動画の一場面

 香川は「うどん県」、高知は「高知家」、徳島は-。徳島県は情報発信する際の共通コンセプトを「vs東京」と決定し、PR動画の公開を始めた。飯泉嘉門知事は「東京に代わる新しい価値観を徳島が発信する」と意気込み、都会にない地方の魅力を前面に押し出し「打倒東京」を掲げる。

 徳島県は若者が県外に流出し、市町村の半数以上が過疎地域になるなど、さまざまな課題と向き合う「課題先進県」。そんな徳島を盛り上げようと、4月から県庁の20~40代の若手職員らが議論して考案した。

 「東京がどないしたん」などとする挑発的な文言の動画を9月に県のホームページで公開すると、ネット上などで「盛り上がりそう」「比べる必要はない」などと賛否両論が巻き起こり、動画投稿サイトでは、10日間で10万回以上視聴された。

 「けんかを売っているのですか」。東京都の女性が県庁に電話してくることもあったが「都市と地方はそれぞれの魅力と課題がある。互いに刺激し合い、競いながら日本全体を良くしたい」と真意を丁寧に説明した。

 映像作家菱川勢一さんらの協力で制作した動画では、阿波おどりや豊かな自然の映像を流し、阿波弁で徳島の魅力を宣伝。「ようけ人がおっても東京におったら寂しいなる」「徳島はこんまい(小さい)子から年寄りまで仲良く暮らしていける」と地方ならではの温かみのある社会の良さを押し出している。

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