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交通事故の現実の恐怖…時速50キロなら致死率は80% 和歌山県警が具体的データを提示

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交通事故の現実の恐怖…時速50キロなら致死率は80% 和歌山県警が具体的データを提示

 交通事故抑止や被害軽減を図ろうと、和歌山県警は交通取り締まりや交通安全教育などに対する基本的な考えとなる「速度管理指針」をまとめた。指針では、「衝突時の速度が速いほど、事故での歩行者の致死率が上昇する」などとして、取り締まりなどによる速度管理の必要性を強調。県警のホームページで公開している。

 指針では、「時速30キロの車に歩行者がはねられた際の致死率は10%で、時速50キロだと80%以上」と具体的にデータを明示。速度超過による事故は、制限速度内での事故に比べて「死亡事故になる確率が約15倍にはね上がる」といい、速度管理の重要性を説明している。

 また、道路を「市街地」「生活道路」「幹線」「山間部」の4種類に分け、事故の特徴や重点となる施策について説明。山間部道路は「2輪車が関係する重大事故が発生する傾向がある」とし、行楽シーズンや休日を中心とした白バイなどによる2輪車の取り締まり強化が必要としている。

 市街地の道路については、「夜間に歩行者が被害に遭う重大事故が発生する傾向がある」として、早朝や夜間の速度取り締まりの実施を挙げた。

 県警交通指導課は「指針を基にして、交通事故を1件でも減らしていきたい」としている。

  ◇    

 県警は、21日から30日までの「秋の全国交通安全運動」期間中、和歌山県内各署で啓発イベントやパレード、交通安全講習などを行う。

 海南署は21日午前10時~正午、海南市築地のスーパーセンターオークワ海南店で白バイとの写真撮影会や自転車シミュレーター、飲酒ゴーグルの体験イベントを実施。和歌山東署では23日午前10時半~正午、和歌山市川辺のイズミヤスーパーセンター紀伊川辺店で、NPO紀州お祭りプロジェクトの8チームによるよさこい踊りの演舞と交通安全の呼びかけを行う。

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