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姫路城外堀の橋の一部発見 初の構造物、新たに石垣も

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姫路城外堀の橋の一部発見 初の構造物、新たに石垣も

姫路城の城下町跡で見つかった備前門橋の欄干の礎石(左下)=姫路市博労町新たに発見された姫路城の遺構=兵庫県姫路市博労町

 江戸時代に姫路城(兵庫県姫路市)の外堀にかかっていた木橋「備前門橋」の一部と、外堀の両岸にあった石垣が城下町跡で見つかり、県立考古博物館と市教委が17日発表した。外堀にかけられた橋は5つあったとされるが、多くは壊されており、構造物が見つかったのは初めて。

 同館などによると、同市博労町での県道整備事業に伴い、8月に発掘調査を行ったところ、橋の土台の部分とみられる長さ1・2メートル~1・4メートルの直方体の石4本を発見。欄干の礎石も見つかり、くぼみの形から欄干の柱は角柱と分かった。

 江戸時代の屏風や絵巻には、外堀の南西部にあった備前門にかかる備前門橋が描かれており、位置が出土場所と一致。調査に当たった三浦正幸・広島大学大学院教授(城郭史)は「江戸時代に備前門にかかっていた木橋の一部に間違いない。橋は幅約3間(5・4メートル)以上あり、西国街道が通る立派な木橋だったと推定できる」とみている。

 一方、姫路城天守閣から約1・2キロ南東の同市神屋町の市街地では、外堀の両面に積まれた石垣が新たに確認された。市埋蔵文化財センターの担当者は「明治から大正時代にかけて大半が埋められていた外堀の具体的な様相を明らかにできた」としている。

 現地説明会は外堀の石垣が20日午前10時から、問い合わせは市埋蔵文化財センター((電)079・221・2787)。備前門橋は午前11時から、問い合わせは県立考古博物館((電)079・437・5589)。

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