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【国際ビジネスマンの日本千思万考】「最強」の証は“なんでもあり”の日本観光…古いものから新しいものまで、カナダ人に見る「無限」の可能性

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【国際ビジネスマンの日本千思万考】
「最強」の証は“なんでもあり”の日本観光…古いものから新しいものまで、カナダ人に見る「無限」の可能性

築地市場マグロ卸売場の見学エリア。外国人観光客の姿も多い=東京都中央区の築地市場(桐原正道撮影)

日本的おもてなしの心

 モノが売れず、少子高齢化が進む日本では、経済活性化策の一つとして、海外からの観光客誘致に力を入れつつあります。その参考になるかどうかわかりませんが、今回は小筆がカナダ在住時代、現地の最優秀代理店を招待し、11日間の日本観光旅行をしたときのことをお話ししたいと思います。

 140年の歴史しかないカナダ人にとって、有史1400年の日本は、太平洋を挟んだ隣国というよりは、文字通り“遠い異国”だったようです。そんな彼らの感想は興味深く、いろいろと示唆に富んでいました。

 彼らは連綿と続く歴史の差を実感し、併せて伝統文化や景観を愛でてくれたばかりでなく、「他国には見られない日本人の心からの親切さが強く印象に残った」と口を揃えて言ってくれました。日本人のサービスの仕方は、欧米人や他のアジア人たちと大いに違っていたそうで、期待以上の細かな気遣いなどを「アドマイアー、ソウマッチカインド、エクサレントサービス、ディープリーインプレスド…」などと最大級の褒め言葉で賞賛してくれたのです。

 まさに「日本的おもてなしの心」が通じたのだと思います。これこそ、日本が世界に誇る「無形文化資産」だと信じます。

回転寿司に舌を巻き

 名前は伏せますが、新旧取り混ぜた一流ホテル、旅館の宿泊場所も気に入っていただけたようです。懐石料理のフルコースは一部の人の口に合わなかったようですが、そういう人でも懐石料理の美には目を奪われ、カメラのシャッター忙しく切っていました。清酒や焼酎には多くの人がトライしてくれ、山梨・長野ワインも「オカナガン以上だ」、アサヒ、サントリーのビールは「北米以上だ」と、お世辞半分とはいえ、相当量、愛飲してもらえました。

 「食べ物」に関しては、彼らは道中、興奮しっぱなしでした。和食の多彩さ、奥深さに加えて、中華や洋食から世界各地のエスニック料理、各種スナック・喫茶店、立ち食いソバ、コーヒー専門店、焼き鳥、居酒屋、縄のれん、屋台、駅弁…と「なんでもあり」の豊かな食環境は驚き以外のなにものでもなかったようです。特に、初めて目にした回転寿司には、舌を巻いていました。

 「カナダで食べるフレンチ、イタリアン、中華、和食に比べ、味も食材も食器も、雰囲気やサービスも違う」

 「価格の上下幅が思っていた以上に大きい。高いものはもちろん味も見た目も高級だが、安いものも値段以上においしい」

かなりの高評価…料理、おもてなし以外にも外国人が興味を持ったのは

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