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【関西の議論】白昼、盗撮男が女子トイレ侵入…開校20年で初めて「校門」を置く、宝塚市立山手台中の“理想”…「開かれた学校=校門がない」の曲がり角

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【関西の議論】
白昼、盗撮男が女子トイレ侵入…開校20年で初めて「校門」を置く、宝塚市立山手台中の“理想”…「開かれた学校=校門がない」の曲がり角

校門が設置されていない山手台中の正面玄関前=6月、兵庫県宝塚市

 兵庫県宝塚市は、同市立山手台中学校に校門を設置する方針を決めた。これまで「校門がない」ことに疑問に思われるかもしれないが、同校は約20年前に全国に広まった「地域に開かれた学校」という理念のもとで、市内唯一の校門を設置しない学校として知られていた。しかし、今年6月に盗撮目的で男が同校に侵入する事件が発生。不審者対策などに迫られた市教委は、最終的に校門が必要と判断した。一方で、こうした動きに難色を示す地域住民もいるという。「開かれた学校」のあるべき姿が、問われている。

(竹内一紘)

校門がないのは「開かれた学校」の象徴

 かつて、学校が社会に対して閉鎖的な時代があった。

 そんななか、平成8(1996)年に「開かれた学校」の理念が文部科学省に置かれている中央教育審議会の答申で明示された。

 学校のあり方として、「家庭や地域社会との連携を進め、家庭や地域社会とともに子供たちを育成する」と定義。具体的な内容についても、(1)運動場などの施設の開放(2)一部を公民館や図書館などにする建設上の工夫(3)地域からの学校運営についての意見の反映-の3点が挙げられた。この答申を受けて、校門開放や施設開放などの動きが全国的に広がっていった。

 山手台中は、6年4月に開校。当時は「開かれた学校」を求める機運が高まりつつあった頃で、視覚的に地域住民にわかりやすくアピールするために校門を設置しなかった。

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