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【広島土砂災害】泥水かき分け水陸両用バギーが初出動 長期化見据えた“特殊車両”も 震災教訓に開発

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【広島土砂災害】
泥水かき分け水陸両用バギーが初出動 長期化見据えた“特殊車両”も 震災教訓に開発

被災地を移動する水陸両用バギー=27日午前9時51分、広島市安佐南区八木(頼光和弘撮影

 広島市北部で起きた土砂災害の現場で、平成23年3月の東日本大震災の救助活動を教訓に開発され、全国に先駆けて投入された新型の消防車両が活躍している。泥に覆われた冠水地域も機動力を発揮する水陸両用バギーと、捜索活動に当たる隊員をバックアップする拠点機能形成車両だ。

 ■30度の急斜面も踏破

 「発生直後は土砂やがれきで覆われ、車ではとても入れなかった。バギーで奥まで入り、被災状況を把握できたのは大変に役に立った」。総務省消防庁広域応援室の担当者が振り返る。

 土砂災害で最も被害が大きかった安佐南区八木地区を中心に投入された水陸両用バギー。車体の左右に幅広のタイヤを4個ずつ備え、最大30度の急斜面も登坂できる機動力を誇る。水に浮くのが特徴で、冠水した個所ではタイヤに刻まれた深い溝で水をかき分けながら時速4キロで航行する。

 大量の水を含んだ重い土砂と流木、山肌からえぐり取られた岩石に阻まれ、捜索活動は難航した。だが、バギーは捜索現場の前線基地へ向かう隊員の輸送に活躍。食料や水、スコップなどの資材運搬でも機動力を発揮した。

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