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【関西の議論】拭えぬ懸念「花園ラグビー場」は“聖地”であり続けられるか…年間維持費2・4億円、見えぬ将来、「近鉄」も手放した高コスト施設に東大阪市は耐えられるか

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【関西の議論】
拭えぬ懸念「花園ラグビー場」は“聖地”であり続けられるか…年間維持費2・4億円、見えぬ将来、「近鉄」も手放した高コスト施設に東大阪市は耐えられるか

大阪府東大阪市が近鉄から無償譲渡を受ける花園ラグビー場=同市

 2019(平成31)年に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の試合を誘致するため、大阪府東大阪市は、国内ラグビーの「聖地」とされる市内の花園ラグビー場を所有する近畿日本鉄道から無償譲渡を受ける。7月には市議会が関連議案を賛成多数で可決し、来年4月をめどに正式に市の所有となる。ただ、実際に誘致が成功するかは不透明。ラグビー場の維持費は年間約2億4千万円と試算され、市民負担が増える懸念も。W杯後のラグビー場活用法も明確には決まっておらず、市民などからは早くも市の“見切り発車”を不安視する声が上がっている。

(香西広豊)

■誘致に意欲

 「今後、東大阪の花園ラグビー場を全国、世界へ発信していける施設に育てていきたい」

 東大阪市の野田義和市長は、無償譲渡を受ける花園ラグビー場に大きな期待感を表明した。

 7月14日。市議会は臨時会で、近鉄からのラグビー場の無償譲渡をはじめ、W杯の試合誘致に向けた耐震診断業務委託料1200万円、ラグビー場改修などの整備基本構想の策定委託料300万円、近鉄から買い取る土地の鑑定手数料475万円を盛り込んだ補正予算案を可決した。

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