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都塚古墳 飛鳥の古墳「被葬者論争」急展開 五条野丸山=欽明天皇と堅塩媛?

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都塚古墳 飛鳥の古墳「被葬者論争」急展開 五条野丸山=欽明天皇と堅塩媛?

 発掘調査で蘇我馬子(そがのうまこ)の父、稲目(いなめ)の墓の可能性が高くなった奈良県明日香村の都塚(みやこづか)古墳(6世紀後半)。16日の現地説明会を前にした14日、早くも考古学ファンが続々と現地を訪れた。稲目の墓については、同時期築造とみられる周辺の五条野丸山(ごじょうのまるやま)古墳(橿原市)や梅山古墳(明日香村)との説があったが、論争にほぼ決着がついた格好となり、飛鳥の他の古墳の被葬者推定がさらに進みそうだ。

 都塚古墳は今回の発掘調査で、国内に例がない階段ピラミッド状の巨大方墳(一辺40メートル以上)であることが判明した。橿原市南部から明日香村にかかる一帯の丘陵上には、天皇家と蘇我氏関連の古墳が点在しており、その中で五条野丸山古墳は全長310メートルと県内最大の前方後円墳だ。平成4年、宮内庁の調査で長さ約28メートルという国内最大の横穴式石室と、2つの石棺が確認されている。

 被葬者は欽明(きんめい)天皇と妃(きさき)の堅塩媛(きたしひめ)(稲目の娘)との見方がある一方、稲目説もあった。だが都塚古墳の被葬者が稲目だった可能性が高まり、五条野丸山古墳の被葬者は欽明天皇と堅塩媛との見方が一層強まった。

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