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【理研・笹井氏自殺】笹井氏、追い詰められ心身疲労…STAP細胞存在の可能性を主張続けるもストレスで入院

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【理研・笹井氏自殺】
笹井氏、追い詰められ心身疲労…STAP細胞存在の可能性を主張続けるもストレスで入院

 STAP論文問題の渦中にいた理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)は、STAP問題の浮上後も細胞が存在する可能性を主張し続けたが、その裏側でストレスで1カ月近く入院するなど心理的に追い詰められていた。見つかった遺書の中には「あなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してください」と論文筆頭著者の小保方晴子氏(30)に宛てた言葉もあったという。

 理研などによると、遺書は笹井氏のかばんの中に3通、秘書の机の上に1通あった。かばんの3通は小保方氏のほか、竹市雅俊センター長ら理研関係者に宛てたものだった。小保方氏に宛てた遺書には小保方氏の立場をかばい、思いやるような内容に加え、「疲れた」との趣旨や謝罪するような言葉もつづられていたという。

 「非常にショックだ。悔しい気持ち、悲しい気持ちだ」。理研の加賀屋悟広報室長は5日、文部科学省で会見し、問題発覚後の笹井氏の様子を明らかにした。

 笹井氏が入院していたのは3月。論文に不自然な点があると指摘され、理研が調査に乗り出した直後だった。一時は心療内科を受診していたが「入院でかなり回復した」(加賀屋氏)。

 理研の調査委員会は4月に論文の不正を認定。2週間後、笹井氏は会見で「STAPは最有力仮説だ」と強調し、研究成果への自信もうかがわせていた。

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