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繊細な獅子や牡丹彫刻、和歌山の興山寺 国の登録有形文化財に

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繊細な獅子や牡丹彫刻、和歌山の興山寺 国の登録有形文化財に

 華やかな建築表現が特徴的な明治時代の仏堂「興山寺」(和歌山県紀の川市桃山町)が文化審議会によって国の登録有形文化財(建造物)に答申された。正式に登録されれば、県内の国登録有形文化財は186件目になる。

 興山寺は、安土桃山時代の天正18(1590)年、高野山中興の祖ともいわれる応其(おうご)上人の命で、弟子の覚栄(かくえい)が創建したと伝わる真言宗御室(おむろ)派の寺院。

 本瓦葺きの本堂は、明治22年に建設されたことが屋根裏に残る棟札から判明している。

 当時は廃仏毀釈によって仏教寺院が荒廃していたにも関わらず、興山寺は軒周りや本堂に牡丹や獅子など繊細で華やかな彫刻が施され、手の込んだ造りとなっている。

 明治期に建立された仏堂としては珍しい見応えのある建築表現だとして評価された。

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