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中学柔道部の事故死で「起訴相当」の元顧問を再び不起訴 大津地検

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中学柔道部の事故死で「起訴相当」の元顧問を再び不起訴 大津地検

 滋賀県愛荘町立秦荘中1年の村川康嗣君=当時(12)=が柔道部の練習中に倒れその後死亡した事故で、大津地検は4日、大津検察審査会が「業務上過失致死罪での起訴が相当」と議決した元顧問(31)を再び不起訴処分とした。処分理由について地検は「注意義務違反と死亡との因果関係が認められない」としている。

 元顧問は平成24年3月に傷害致死容疑で書類送検され、地検は昨年7月に不起訴とした。しかし大津検審が今年3月に「業過致死罪での起訴が相当」と議決、地検が再捜査していた。

 その結果、地検は康嗣君が意識を失った乱取り練習について「初心者の能力を考慮し乱取りは10本程度に抑え、対戦相手の上級生に手加減を指示する必要があり、元顧問は注意義務があったと認める余地がある」と指摘。一方で、当時の部活関係者の証言や専門家の見解から「死因の急性硬膜下血腫が乱取りの序盤に発症した疑いもあり、手加減を指示しても発症の可能性を完全になくせなかった」とし、注意義務違反と死亡を結びつけるのは困難だとした。

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