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【衝撃事件の核心】妻認知症、長男引きこもり、自らは鬱病の82歳男性が見た“この世の地獄”…泣いて「お父さんとお母さんを助けてくれ」にも無言の長男、無理心中を決意した

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【衝撃事件の核心】
妻認知症、長男引きこもり、自らは鬱病の82歳男性が見た“この世の地獄”…泣いて「お父さんとお母さんを助けてくれ」にも無言の長男、無理心中を決意した

81歳の夫は、認知症を患った73歳の妻の首を絞めた。40代の息子は鬱病で引きこもったまま。自身も心労から鬱病を発症したことで行く末を悲観した結果だった。孤立を防ぐ“救いの手”はなかったのか。殺人罪に問われた夫に対し、裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡した

 厚労省の研究班が昨年6月に発表した統計では、65歳以上の高齢者のうち、認知症の高齢者は平成24年時点で約462万人。認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人と推計されている。実に65歳以上の4人に1人が、認知症とその予備軍になる計算だ。

 離れた場所に暮らす家族が、介護に苦しむ身内をどう支えるのか。介護で孤立する高齢者を近所の住民や行政機関がどこまで助けることができるのか。高齢化が進み、認知症患者を抱える可能性が高まる中、事件が突き付けた問題は、決して他人事ではない。

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