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くまモンも心配だモン! 行くあてなし大阪のツキノワグマ 自然放獣、動物園への譲渡…全て不調

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くまモンも心配だモン! 行くあてなし大阪のツキノワグマ 自然放獣、動物園への譲渡…全て不調

 大阪府豊能町の山中で捕獲された野生のツキノワグマの行方に大阪府が頭を悩ませている。当初、生息実態がある府県で放つことを検討したが、「放獣(ほうじゅう)先は捕獲地が基本」などと指摘を受けて断念。全国100カ所近くの動物園やクマ牧場に受け入れを求めたが、施設に余裕がないなどとして、すべて断られた。果たしてツキノワグマはどこへ行くのだろうか-。

 ツキノワグマが捕獲されたのは今月19日。有害鳥獣捕獲用のおりにかかっていたのを地元猟友会の会員が発見した。府動物愛護畜産課によると、推定4~5歳の成獣の雄で、体長は1・34メートル、体重は51・5キロ。府内で捕獲されたのは「おそらく例がない」(同課)。

 ツキノワグマが捕獲されたおりは、豊能町に有害鳥獣として指定されたイノシシとシカの駆除を目的としたもの。ほかの生物がおりにかかった場合は「誤捕獲」となる。環境省によると、誤捕獲された生物は鳥獣保護法に基づき、自然に戻されるのが基本という。

 ここで問題となったのが放獣先だ。大阪はツキノワグマの非生息地帯とされている。動物愛護畜産課の担当者は「生息実績のない府内では生きていけないだろう」などとして、府内で放すのは不可能と判断した。

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