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ため池の自生レンコン消滅 〝元凶〟外来種カメ駆除へ 兵庫・加古川市住民ら

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ため池の自生レンコン消滅 〝元凶〟外来種カメ駆除へ 兵庫・加古川市住民ら

 ため池などに自生していたレンコンが消滅した原因とされる外来種のミシシッピアカミミガメ(別名・ミドリガメ)を駆除し、本来の自然環境を取り戻そうと、兵庫県加古川市野口町のため池「峠池」で、近隣住民らが「峠池レンコン復活大作戦」として、池の清掃やカメの駆除などに乗り出した。

 活動の中心となっている「峠池を考える会」の山本重夫会長(67)によると、池には平成20年ごろまでレンコンが自生し、冬になると住民らが収穫して、おせち料理で使うなどしていた。ただ、近年はカメにレンコンの芽を食べられる食害のため、ほとんど収穫できなくなったという。

 池には、かつてクサガメやニホンイシガメなど在来種が多数生息していたが、昨年夏の調査では捕獲した約70匹のうち9割程度がミシシッピアカミミガメだった。山本会長は「このままでは在来種が絶滅してしまい、池の環境が様変わりしてしまう」と危機感を募らせ、昨年夏から駆除を始めた。

 今年の活動初日となった7日には、地元住民のほか、池に隣接する市立中部中の生徒ら計約80人が草刈りや池の周囲のゴミ拾いを行った。

 21日には、捕獲用のわなを設置する予定で、カメの活動が活発になる夏に捕獲作業を行うという。山本会長は「かつての豊かだった池の姿を取り戻したい」と話している。

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