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和歌山「パイル織り」にグッチ、GAPのバイヤー熱視線 高野口町の工場視察

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和歌山「パイル織り」にグッチ、GAPのバイヤー熱視線 高野口町の工場視察

 編み地に毛羽などを織り出した「パイル織り」では日本唯一の産地として知られる和歌山県橋本市高野口町に15日、グッチやGAPなど欧米のアパレルブランドのバイヤーが訪れ、パイル織物を手がける繊維メーカー「妙中パイル織物」の工場などを視察した。県の重要産業である繊維の魅力について、海外のプロたちにアピール。バイヤーたちも、技術の高さに関心を寄せていた。

 国内外のバイヤーを招いて県産品の良さを知ってもらい、生産者側もニーズなどが直接聞けるよう、県主催として今回初めて企画された。

 妙中パイル織物では、バイヤー4人が、新幹線や国会議事堂のシートなどにも使われているパイル織物の生産工程などを見学。糸から生地が機械で織り上げられていく様子などを見ながら、生地に直接触って質の高さを実感していた。

 妙中清剛社長は「欧米のトップブランドを紹介してもらえるのはありがたい。興味を持ってもらえたようで、いい結果につなげたい」と話していた。

 今回の企画には、県内や大阪の繊維・皮革関連企業など9団体と国内外のアパレルメーカーが参加。13日に和歌山市内で商談会があり、14日には海外のバイヤーが和歌山市内のニット編み機などを製造する「島精機」を視察した。

 県企業振興課担当者は「和歌山の製品は質の良さでは定評があるが、コスト面が壁だった。最近の円安傾向により注目度が高まっており、活発な商談会となった」と話していた。

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