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百貨店に「救世酒」 JR大阪三越伊勢丹で大学サークル運営の日本酒催事

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百貨店に「救世酒」 JR大阪三越伊勢丹で大学サークル運営の日本酒催事

 JR大阪三越伊勢丹が、売り場の企画・運営を大学生に任せるユニークな試みを始めた。学生に顧客の視点から斬新な提案をしてもらうことで、百貨店が不得意としてきた世代を囲い込む狙いだ。第1弾として今月上旬に開いた食品販売イベントでは、関西の大学の日本酒愛好サークルが日本酒コーナーを担当し、予想を上回る売り上げを記録。業績不振で来春から売り場面積を縮小する同店だが、大胆な挑戦で踏みとどまれるか。(栗井裕美子)

 学生の本気を買う

 「ぼくが日本酒好きになったきっかけのお酒です」

 2日、JR大阪三越伊勢丹10階の催事会場。「大食品祭まんぷくランド」と銘打ち、全国の名物料理や食品が並んだイベントで、日本酒売り場の一角に元気な接客の声が響いた。

 店頭に立ったのは、同志社大学3年の荒間大夢さん(21)と神戸大学4年の末沢昇悟さん(22)。それぞれ日本酒を探究するサークルに所属しており、酒造会社への就職も希望している。3月には関西の7大学にある日本酒関連サークルで「関西学生日本酒連合」を発足させた。

 共通の知人を介して、その活動を知ったJR大阪三越伊勢丹の担当者、山本慎吾さん(34)が「学生のアイデアとエネルギーを売り場の魅力アップに活用できないか」とひらめいたことが、今回のイベントにつながった。

 爽やかな熱意に好感

 イベントは銘柄選定から陳列、接客も学生が担うことにこだわった。

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