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【関西の議論】「歩きスマホ」に罰金が科される日…ホーム・階段転落など重大事故頻発、ネット世論は8割が「規制必要」

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【関西の議論】
「歩きスマホ」に罰金が科される日…ホーム・階段転落など重大事故頻発、ネット世論は8割が「規制必要」

 イヤホンをして歩きスマホをしながら渡っていた長崎県佐世保市からやってきたフリーターの男性(19)は「危ないのはわかっているが、急いでいるときにやってしまう。条例で過料をとればやめます」と話した。スマホを手にしていた大阪府茨木市の女性会社員(21)も「禁止されたらしなくなる」と答えた。

 横断歩道から少し離れた場所で堺市西区の男子大学生(21)は立ち止まりスマホを操作していた。「歩きスマホ」で人とぶつかったことがあるためだという。条例化には「歩きタバコがだめなところでたくさんの人が吸っている。実効性があるか疑問」と語った。

識者「規制ではなく意識改革を」

 「歩きスマホ」の問題に詳しい徳田克己・筑波大教授(バリアフリー論)は「歩きスマホの規制から始まるのはおかしい。まずは啓発教育が必要だ。電車内で携帯電話で通話する行為は、携帯が普及し始めた当時はあったが、今はほとんど見られない」と規制ではなく人々の意識改革の重要性を指摘。そのうえで「禁煙の場は多いが、たばこをどうしても吸いたいときは、喫煙場所が設けられている。スマホも、歩いて操作するのがダメなら、操作しなければならないときにどうするのか方法を提示する必要がある」と提言している。

 徳田教授は「スマホマナー5カ条」として、道の端に寄り立ち止まって使用▽階段では使わない▽電車を降りるときは見ない▽横断歩道では使わない▽見るときはイヤホンを外す-を提唱している。

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