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【タイガース血風録 猛虎水滸伝】シナリオ通り…ついに「村山辞任劇」

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【タイガース血風録 猛虎水滸伝】
シナリオ通り…ついに「村山辞任劇」

 ただ、報道陣が代表高田順弘を囲むといかにも官僚的な表情を崩さず代表はこう説明している。

 「試合前に(村山監督に)130試合は頑張ってくれと激励に訪ねた際に、監督から『辞意』を伝えられた。強く慰留したが監督の決意は固く、辞意表明はさけられなかった」と。

 この説明は矛盾だらけだ。まずこれまでの経緯から9月11日にすでに後任候補の一枝修平と代表が会い、チーム再建に稲尾和久をヘッドコーチとして招へいする案を承諾している。そこからは「いつ、現監督に引導を渡すか?」の手順だけであって、過去、吐き気を催すほど繰り返されてきた永田町の官僚たちの慇懃無礼(いんぎんぶれい=うわべはていねいなようで、実は尊大なこと)と同質の“いぶり出し”が始まったのである。

 つまりこのヤクルト戦の試合前のソレは“激励”ではなく「辞任勧告」という解任通告をしたのだ。もちろんソレを察していた監督村山も“快諾”したのである。

 ところが表向きは球団側はびっくり仰天して強く慰留したことになる。

 9月11日に一枝修平と監督招へいで会い、再建構想を練り、稲尾和久ヘッド案をOKして、6日後に現監督を激励し、その場で「辞意」を聞いて驚くというのは、幼稚園の学芸会でもそんな陳腐な“演技”はしない。

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