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大阪の踏切は不親切?! 高齢者渡りきれず、非常ボタン届かず

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大阪の踏切は不親切?! 高齢者渡りきれず、非常ボタン届かず

 高齢者が踏切を渡りきれず事故に巻き込まれるケースが後を絶たない。警報機が鳴り始めてから遮断機が下りるまでの時間は健常者の歩行速度が基準。大阪府内の踏切を調査した総務省近畿管区行政評価局が「高齢者や障害者に配慮したものとなっていない」と指摘した踏切もある。列車を止める非常ボタンが踏切の内側にあり、「ボタンを押すことは危険を伴う」と判断された踏切もあった。高齢化社会を見据えた安全対策は喫緊の課題だ。

 ■手押し車立ち往生

 「踏切を渡っていたら遮断機が下りてしまった」

 今月14日朝、大阪府岸和田市のJR阪和線の踏切を手押し車を押しながら渡っていた60代の男性は、危うく快速電車にはねられそうになり、こう振り返った。

 行政評価局が昨年4~7月、大阪府内全826カ所の踏切から239カ所を無作為に選んで調査。長さが15メートル以上ある踏切のうち、4カ所は「電動車いすの利用者や歩行速度が遅い高齢者らが踏切を渡りきれず、踏切内で立ち往生する恐れがある」と判断した。

 横浜市鶴見区のJR京浜東北線の踏切では昨年8月、88歳の男性が渡り終わる前に遮断機が下り、電車にはねられ死亡したほか、兵庫県川西市の能勢電鉄の踏切でも昨年11月、つえをついた高齢女性が、遮断機が下り始め、くぐろうとして転倒。電車にはねられ亡くなる事故が起きている。

気付いた人が代わりに…非常ボタン、11カ所は押せない位置だった!

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