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【関西の議論】「暗い・汚い・ボロい」大阪環状線“改造プロジェクト”で「山手線」になれるか

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【関西の議論】
「暗い・汚い・ボロい」大阪環状線“改造プロジェクト”で「山手線」になれるか

昭和44年から使用している103系車両(上)。「40N」と呼ばれる延命リニューアル工事が施され、車内は新車と見紛うばかりだが…。一方、なんとく古さとさびれた印象がぬぐえないJR森ノ宮駅のホーム(下、JR西日本提供)。同社は半世紀を迎えた大阪環状線の大改造に着手する

 JR西には業を煮やした利用者から「いつになったら新しくなるのか」といった批判が寄せられている。JR西の担当者は「中には『古いのが大阪らしくていいんや』という声もある」と“現状維持派”の存在もにおわすが、決して多数派ではないだろう。

目指すは東京の山手線

 大阪環状線の利用者数は平成7(1995)年の136万人をピークに24年は108万人まで減少。JR西は減少傾向にある環状線のてこ入れを図ろうと、大阪市と連携して全19駅の改良工事に着手する「大阪環状線改造プロジェクト」を立ち上げた。

 《「行ってみたい、乗ってみたい」線区に改造し、大阪環状線から、大阪を元気に!》

 プロジェクトを紹介したJR西のホームページに並ぶ文言は、まるで選挙ポスターのようだ。プロジェクトのマネジャーを務めるJR西の長谷川一明・近畿統括本部長も「大阪環状線のイメージアップを図り、魅力あふれる環状線を作りたい!」と意気込む。

 関係者がひそかに目標に据えているのが、首都の中心をぐるっと回るJR山手線だ。関係者の一人は言う。

 「大阪環状線は、大阪の人でも一部の区間、駅しか利用したことがないのではないか。東京の山手線はいろんな駅をいろんな人が利用しているのにね」

 大阪環状線の“山手線化”は一朝一夕にはいかないが、できることからコツコツと。改造プロジェクトの第一弾として登場したのが、3月15日から京橋、西九条、森ノ宮の3駅で始まったご当地ゆかりの「発車メロディー」だった。

 電車のドアが閉まるときの合図として発車ベルの代わりに使われる発車メロディーは、首都圏ではすでにおなじみ。「駅メロ」などとも呼ばれ、収録CDも人気を集めているほどだ。

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