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【タイガース血風録 猛虎水滸伝】負の連鎖…6連敗で定位置へ 村山監督が故障仲田&キーオにやつ当たり

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【タイガース血風録 猛虎水滸伝】
負の連鎖…6連敗で定位置へ 村山監督が故障仲田&キーオにやつ当たり

 釈迦に説法だが、野球の醍醐味は1球1球がすべて“つながっている”わけで、その場面だけの点ではない。あのヒヤリとさせられた福留と西岡の衝突は、2人の野手の連係ミスと片付けていいのか。伏線はどこにあったのか? をよく考えたい。

 なぜこんなことにこだわるのか? といえば1989(平成元)年の監督村山実である。フィルダーというホームランを量産しそうな大砲が加わって、開幕の広島戦に快勝した。その後もいいペースが続くか? と思われたが、4月12日(甲子園)対巨人戦から19日(横浜)対大洋戦まで6連敗してしまう。要するに、開幕9試合で2勝7敗。いつもの指定席の最下位に落ちた。

 とくに5連敗した4月18日の大洋戦は19人の選手を動員して15残塁。得点圏のランナーを何度、塁上に残したことか。

阪神

000200000=2

10300000×=4

大洋

 終盤の七~九回の阪神は再三走者を出しながらも、ホームベースが遠いのだ。

 となると、監督村山は試合後にその場にいない連中を血祭りにあげて怒りをあらわにしている。

 「ホンマに罰金もんや。初登板直前になって『投げられない』なんて考えられんで!(キーオが巨人戦直前に右ひざ痛で先発回避)。そのおかげでどれだけ迷惑をこうむっとるか。ガタガタになったのはアレがキッカケや」と8日前のコトを思い出してまたカッカ。

 「おまけに仲田がパンク(13日の巨人戦一回に左足太ももに激痛でリタイア)や。なんでこうなるんや…ウチは」

 こうなると先発2枚が欠落して中継ぎから強引にローテーションのやりくり。すると、今度は中継ぎが不足してあわてて2軍から力不足でもあてがう。となると「先発を無理して引っ張る…」とどこやらの開幕戦みたいなことになる。

 つまり…今季の和田阪神も、25年前の村山阪神も“負の連鎖”を感じるのである。

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