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たかじん「年収」「味の素事件」新事実! 旧知の放送作家、新著で独白

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たかじん「年収」「味の素事件」新事実! 旧知の放送作家、新著で独白

 1月に急逝した歌手でタレント、やしきたかじんさん=享年(64)=と番組で長年コンビを組んできた放送作家・古川嘉一郎氏が、追悼新著「たかじん波瀾万丈」(たる出版)を緊急出版した。伝説の「味の素事件」新事実をはじめ、追悼番組で語られなかった京都・東京時代の秘話が満載。たかじんさんの私生活を堂々と語れる人は皆無に近く、とっておきのレクイエムとなりそうだ。

 古川氏は昭和60年、たかじんさん司会のテレビ大阪「お昼だドン!」の構成を担当して以来、ABCラジオ「聞けば効くほどやしきたかじん」で共演、その後も、ABCテレビ「晴れ時々たかじん」、読売テレビ「たかじんnoばぁ~」などで、演者と放送作家としてタッグを組み続けた“たかじんを最も知る男”の1人だ。

 そんな古川氏、たかじんさんの病気療養中に約束した「半生記執筆」を実現させた。たかじんさんの著書出版のサポートで集めた膨大な資料の中から、音楽家を目指すも断念し、一時はプロ野球選手に目標を切り替えた少年時代や、キングレコード・竹中建三氏に才能を見いだされた京都時代、作詞・秋元康氏や歌手・桑野信義らに慕われた東京時代、深夜ながら視聴率25%を稼ぎ、憧れのビートたけしと共演した伝説の「noばぁ~」や、コンサートツアーの舞台裏を克明に描いている。

 中でも、伝説となったテレビ朝日の生番組でスタッフを締め上げた「味の素事件」をめぐっては、東京でのホテル暮らしに馴染めずノイローゼに陥ったのが引き金になったと明言。ABC時代には視聴率3%台で苦戦し、円形脱毛症になった▽34歳の時は年収140万円だった▽自分の生活を切り売りしたくないと、オイシイ仕事や営業には手をつけなかった-など。たかじんさんの繊細さと潔さが伝わってくる。

 古川氏は「忘れられないうちに、早く出したかったので筆致が荒っぽくなったが、皆さんの知らないたかじんの起伏に富んだ人生をぜひ知ってほしい」と話している。

 新書判。223ページ。1200円(税抜き)。30日から全国書店、31日からamazonでも購入できる。

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