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【堺連続強盗殺人公判】「利用された感が強い」 遺族が死刑の違憲性が争われた審理に不満

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【堺連続強盗殺人公判】
「利用された感が強い」 遺族が死刑の違憲性が争われた審理に不満

 「利用された感が強い」。平成23年に堺市で主婦と象印マホービン元副社長を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人罪などに問われた無職、西口宗宏被告(52)の裁判員裁判。死刑が言い渡された判決後、遺族は死刑の違憲性が争われた審理に不満をあらわにした。一方、元刑務官らの証人尋問まで行いながら、主張がことごとく退けられた弁護側は、「無期懲役でも相当厳しい刑。命を奪う必要まであるのか」と判決を批判した。

 西口被告は森浩史裁判長が主文を後回しにし、判決理由を読み上げる間はうつむいたまま。最後に死刑を言い渡されると身を固くして小さくうなずいた。検察官の隣や傍聴席に座った遺族らは、被告を見据え、終始厳しい表情を崩さなかった。

 閉廷後、尾崎宗秀(そうしゅう)さんの親族の男性は「しかるべき判決だと思うが、2人の命は戻らない」と複雑な表情。違憲論議については、「被告も含め、取り残された感が強く、とても不満を持っている。別の所でやってもらいたかった」と話した。

 大阪地検堺支部の徳久正支部長は「主張、立証が裁判員に理解された」とコメント。裁判員は判決後の取材要請に応じなかった。

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