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【衝撃事件の核心】「18歳少年」はこうして捜査線上に浮上した…三重女子中学生殺害、“嘘のアリバイ”は刑事に崩された

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【衝撃事件の核心】
「18歳少年」はこうして捜査線上に浮上した…三重女子中学生殺害、“嘘のアリバイ”は刑事に崩された

 「卒業しても、また遊ぼう」。高校で同じクラスだった男性(18)は、卒業式で少年に声をかけられていたという。「一緒に何度もカラオケに行った。本当にいいやつ」とした上で、「事件があった夏以降も、普段と何も変わらなかったのに…」とこぼした。

「偶然見かけ殺害」

 少年の逮捕は、女子生徒の遺体が発見されてから約半年後だ。事件は急転直下、大きく展開したかに見える。だが、捜査幹部は「(少年の存在は)いきなり浮上したわけではなく、証拠を着実に積み重ねた結果だ。相手に気付かれぬよう、慎重に捜査を進めた」と明かす。

 捜査本部が任意同行前に少年と接触したのは、遺体が見つかった昨年8月29日の一回のみ。周辺の聞き込み捜査を担当していた捜査員が自宅を訪ねると、応対したのが少年だった。

 「不審な人、車などを見ませんでしたか」。尋ねた捜査員に対し、顔色一つ変えず「知りません」と答えたという少年。重ねて、前述の自らのアリバイを説明したという。

 この日、少年は自身の短文投稿サイト「ツイッター」上で、自宅に捜査員が来たことを明かし、「近くの家の人に聞いて回るらしい」「気持ちの整理がつかない」などと投稿。終始、事件とは無関係を装っていた。

 また少年は、夏休みが明けても、普段通りに登校を続けていた。遺体の発見現場と自宅が近いことから、ある友人が冗談半分で「お前が犯人だろ」と言うと、笑って聞き流していた。

 逮捕後、少年は調べに対し「事件直前に偶然見かけた。その後、空き地で1人で殺害した」と供述しているという。

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