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死刑執行 「無期と雲泥の差があるとは思わない」 大学教授が証言

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死刑執行 「無期と雲泥の差があるとは思わない」 大学教授が証言

 堺市で平成23年、主婦と象印マホービン元副社長を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人罪などに問われた無職、西口宗宏被告(52)の裁判員裁判の公判は、大阪地裁堺支部(森浩史裁判長)で24日午後も続き、受刑者の更生を支援している立命館大産業社会学部の岡本茂樹教授(55)=犯罪心理学=が証人尋問で「無期懲役は先の見えない恐怖があり、魂を殺す刑だ」と証言した。

 弁護側の質問に岡本教授は、無期懲役囚の処遇について「仮釈放をもらうために懲罰を避けたいと考え、刑務官らに言われたことに従うだけ。自分の感情を抑制したロボットのような生活を送る」と表現。「死刑と無期で雲泥の差があるとは思わない」と述べた。

 また、無期囚と長年交流した経験を踏まえ、「無期囚は当初、先の見えない恐怖で『死にたい』と考えるが、そのうちに被害者の苦しみも理解する」と指摘。昨秋から被告と手紙のやり取りや面会を続けていると明かし、「(被告には)被害者の痛みを分かってもらい、人の役に立つことをしてほしい」と述べた。

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