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「絞首刑は残虐で違憲」象印元副社長殺害初公判で弁護側主張 西口被告、起訴内容は認める

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「絞首刑は残虐で違憲」象印元副社長殺害初公判で弁護側主張 西口被告、起訴内容は認める

 平成23年に堺市で象印マホービン元副社長と主婦を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人罪などに問われた無職、西口宗宏被告(52)の裁判員裁判初公判が12日、大阪地裁堺支部(森浩史裁判長)で開かれ、西口被告は「事実に間違いありません」と起訴内容を認めた。争点は量刑に絞られ、検察側は死刑を求刑するとみられる。

 弁護側は冒頭陳述で「絞首刑は残虐で違憲。死刑は避け、刑務所で反省の日々を送らせるべきだ」と主張し、死刑執行経験のある元刑務官らの証人尋問を通じ死刑回避を求める方針。公判は9回開かれ、26日に結審。判決は3月10日に言い渡される予定。

 検察側は冒頭陳述で、西口被告が以前に放火事件で服役中、「金持ちの人を襲う」という大まかな犯罪計画を立てていたと指摘。仮釈放後に同居していた内妻や、保護観察官に「仕事を始めた。多額の現金を用意できる」と嘘を重ね、「嘘がばれると内妻に見放され、刑務所に戻る羽目になる」と考え、計画を実行したと動機を明らかにした。

 起訴状によると、西口被告は23年11月5日、堺市南区の駐車場で同区の主婦、田村武子さん=当時(67)=を車内に押し込み、現金約30万円などを強奪。食品包装用のラップを田村さんの顔に巻いて窒息死させた上、大阪府河内長野市の山中で田村さんの遺体を焼き、骨片などを遺棄したとされる。さらに同年12月1日、知人で堺市北区の象印マホービン元副社長、尾崎宗秀(そうしゅう)さん=当時(84)=宅に侵入。現金約80万円やクレジットカードを奪い、尾崎さんの顔にラップを巻いて窒息死させたなどとされる。

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