産経WEST

やつれた表情の西口被告、遺族に視線向けず 象印元副社長ら殺害初公判

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


やつれた表情の西口被告、遺族に視線向けず 象印元副社長ら殺害初公判

 西口宗宏被告は黒いスーツと白いワイシャツ姿で、ネクタイは着けずに法廷に現れた。平成23年12月の逮捕当時と比べ、やややつれた印象だ。罪状認否では、緊張した面持ちでやや言いよどみながら返答。検察側が起訴状や冒頭陳述を読み上げる間は目を伏せ、出廷した遺族らに視線を向けることはなかった。

 検察側の冒頭陳述などによると、西口被告は自宅に放火して服役。仮釈放後は堺市内の内妻宅に身を寄せ、定職に就いていなかった。最初の犯行は仮釈放からわずか4カ月後。ショッピングセンターで標的を物色し、高級車で買い物に来た田村武子さんを襲った。

 田村さんは歯科医の夫(72)と長男、長女の4人家族。自宅を出たまま行方が分からなくなり、夫は「生きた心地がしない」と不安を募らせながらも、無事の帰りを待ち続けた。

 しかし願いはかなわず、遺体は西口被告に焼かれてしまい、対面さえかなわなかった。夫は初公判前の取材に「毎日嘆き悲しんでいる」と心境を吐露し、「ひたすら悔しくて頭にくる」と怒りを露わにした。公判では被害者参加制度を利用し、意見陳述で思いのたけをぶつけるつもりだ。

「産経WEST」のランキング