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【関西の議論】東京とは違う、京都で「映画」を志す理由は…「俳優」から「宣伝」まで関西初「映画塾」が教える“意義”

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【関西の議論】
東京とは違う、京都で「映画」を志す理由は…「俳優」から「宣伝」まで関西初「映画塾」が教える“意義”

 関西から映画俳優や監督、脚本家らを養成しようと昨春、京都市中京区の廃校「元・立誠(りっせい)小学校」に開校した関西初の映画塾「シネマカレッジ京都」が、受講生らを俳優に起用し製作した映画「父のこころ」が完成、今春の劇場公開に向けて準備を進めている。事務局代表の田中誠一さんは「俳優・演技クラスのほか、配給・宣伝クラスもあるので受講生に実践で映画宣伝や配給に携わり映画界に進むチャンスをつかんでほしい」と期待を込めている。(戸津井康之)

日本映画原点の地で

 同小は明治30(1897)年、仏のリュミエール兄弟が発明した世界初の映画「シネマトグラフ」の試写を行った“日本映画原点の地”と伝わる歴史的な場所。平成4年の廃校後、地元町内会などが多目的施設として使用していたが、一昨年、京都府舞鶴市の映画製作会社「シマフィルム」と、東京などで映画人育成のワークショップを手掛ける「映画24区」(東京都渋谷区)が空き教室を利用し、俳優養成のワークショップを開いたところ反響が大きく、昨年5月、正式に映画塾として開校した。

 映画「父のこころ」はワークショップの成果を-と企画。講師を務めた谷口正晃監督がオーディションで受講生から俳優を選び、同小校舎など京都で撮影した。ヒット作「時をかける少女」などを手掛ける谷口監督は立誠小の卒業生でもあり“オール京都”での製作には強いこだわりがあったという。

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