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【テレビクイズの60年(3)】視聴者参加型クイズのモンスター番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」、庶民の夢かなえた“とんでも企画”だった…ニューヨークへ行きたいか!

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【テレビクイズの60年(3)】
視聴者参加型クイズのモンスター番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」、庶民の夢かなえた“とんでも企画”だった…ニューヨークへ行きたいか!

Q3「『アメリカ横断ウルトラクイズ』の第1回で、スタート地点・後楽園球場に集まった挑戦者は何人だったか?」

 昭和40年代中盤、「ベルトクイズQ&Q」「クイズグランプリ」など視聴者参加型の帯番組が相次いで登場し、クイズが日常化する中、52年10月、その総決算ともいえるお化け番組がスタートした。“ニューヨークへ行きたいか!”の名文句で現在もクイズファンに語り継がれる、日本テレビが制作した「史上最大・アメリカ横断ウルトラクイズ」だ。

 視聴者が東京を飛び出して、北米大陸を横断しながらチェックポイントでクイズに勝ち上がり、ニューヨークで決勝戦を行う。それまでスタジオで“仮想世界一周”などのクイズはあったが、それを実際にやってしまおう-という、当時としてはとんでもない企画だった。

 1ドル=360円の固定相場制。「夢のハワイ」から「夢」が取れた時代に入ったとはいえ、アメリカ本土など庶民がまだ足を踏み入れる場所ではなかった。もっとも、司会を務めた元日本テレビアナウンサー・福留功男(71)によると、構想はもっと壮大だったという。

 「それこそ“世界一周クイズ”をやろうと考えていたんですよ。でも、一般の方にはまだ危険を伴うし、予算の関係もあったので、そのテストとしてアメリカ横断を始めたんです」

すさまじいスケール

 それでも、52年春の企画会議で手渡された資料を見て、福留は胸が躍ったという。出題クイズ2000問以上、移動距離1万7000キロ以上。機材4トン以上、渡米時のスタッフ・挑戦者100人前後…どれを取ってもすさまじいスケールだった。

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