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「暴力的指導で極限まで追い詰めた」自殺生徒の遺族が大阪市を提訴 桜宮高バスケ部体罰 

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「暴力的指導で極限まで追い詰めた」自殺生徒の遺族が大阪市を提訴 桜宮高バスケ部体罰 

 大阪市立桜宮高校(同市都島区)のバスケットボール部主将だった男子生徒=当時(17)=が体罰を受けて自殺した事件で、顧問だった小村基(はじめ)元教諭(47)=懲戒免職、傷害罪などで有罪確定=による体罰が自殺の原因だったとして、両親ら遺族3人が11日、市を相手取り、総額約1億6500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状によると、小村元教諭は昨年9月に主将となった生徒に対し、日常的に暴力的指導を行った。昨年12月18、22両日には同校体育館で生徒の顔や頭を十数回にわたって平手で殴るなどし、口にけがをさせた。生徒は翌23日、自宅で首をつって亡くなった。

 遺族側は訴状で「小村元教諭は暴力的指導で生徒を極限まで追い詰めた。校長らも違法行為を認識しながら放置した」と主張している。公務員が故意や過失で与えた損害は、国や公共団体が賠償するとの国家賠償法の規定に基づき、市を提訴した。自殺後、両親らは関東地方に転居していた。

 小村元教諭は傷害などの罪で在宅起訴され、大阪地裁が今年9月、懲役1年、執行猶予3年を言い渡し、確定した。

 遺族は「大阪市の真摯(しんし)な対応を期待する」とのコメントを出した。市は「誠意を持って対応したい」としている。

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