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「落ち着いて弾きたい」右手首から先がないピアニスト、鈴木凛太朗さん ウィーンで演奏へ 

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「落ち着いて弾きたい」右手首から先がないピアニスト、鈴木凛太朗さん ウィーンで演奏へ 

 ダウン症とともに生まれつき右手首から先がない障害を持つ兵庫県伊丹市平松の鈴木凛太朗さん(22)がオーストリア・ウィーンで14日から開催される「第3回国際障害者ピアノフェスティバル」に出場する。曲目はショパンの「別れの曲」で2年間の練習成果を披露する。

 鈴木さんと音楽との出合いは小学校1年の時。おもちゃのピアノで「キラキラ星」を楽しそうに弾く姿を見て両親が電子オルガンの教室に通わせた。5年生からピアノに取り組み、右手首も使って演奏できるようになった。

 楽譜が読めないため、CDを繰り返し聴いて旋律を覚え、片手ずつ繰り返し練習。小節が弾けるようになるまで1カ月がかかることもあるという。

 出場するピアノフェスティバルには世界17の国・地域から44人が参加。鈴木さんは伊丹市障害者福祉センター内の喫茶店で働きながら、2年かけて覚えた「別れの曲」を演奏する。

 伊丹市役所を訪れ、藤原保幸市長に出場報告をした鈴木さんは「落ち着いて弾きたい。がんばります」と抱負を語った。藤原市長は「楽しんで『これが僕だ』といえる演奏をしてください」と激励した。

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