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【岡田敏一のエンタメよもやま話】“ジョン・レノン神話”の嘘、「ビートルズ」はポールに救われた

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【岡田敏一のエンタメよもやま話】
“ジョン・レノン神話”の嘘、「ビートルズ」はポールに救われた

会見に臨むジョン・レノン(右)とオノ・ヨーコ=昭和52年(1977年)10月、東京都港区

 11月11日から、11年ぶりの来日ツアーを行う元ビートルズのポール・マッカートニー。ソロとしては4度目の来日ツアーですが、年齢が71歳とあって“最後の来日公演では”とも囁(ささ)かれています。とはいえ、偶然かもしれませんが、今回の来日ツアーの日程などに関し「1」という数字が6つも並ぶのは、やはり彼が世界1のシンガー・ソングライターである証明なのかもしれません。

 とはいえ、「団塊の世代」以上のビートルズのファンの間では「ビートルズといえば絶対ジョン・レノンである」と語尾を「である」で語ろうとする人が多いのも事実です。

 しかしそうでしょうか?。ちなみに記者は昔から、圧倒的にポール派です。なので、年上の世代の人々とビートルズの話になると、けっこう肩身の狭い思いをしてきました。「ジョンより断然、ポールですよ!!」などと言おうものなら、複数から「お前はビートルズの“精神”が分かっていない」と集中攻撃です。

 その度に「“精神”って何やねん…。そもそもワシはビートルズよりボブ・ディランでフランク・ザッパやねん」と心の中で叫んだものでした。

 だがしかし。ビートルズを牽引(けんいん)していたのはジョンではなくポールだったのです。今回はその秘話をご紹介いたします。

はぁ!? ジョン曰く「ダライ・ラマが歌っている感じに」

 ビートルズに関する著作は世界中で山のように発売されていますが、決定版といえるのは、欧米や日本で2006(平成18)年に発売された「ザ・ビートルズ・サウンド最後の真実」(原題: Here, There and Everywhere: My Life Recording the Music of the Beatles )でしょう。

 この本、簡単に言えば、ビートルズとしょっちゅう顔をつきあわせ、録音スタジオで黙々と仕事を続けたジェフ・エメリック(67)という名録音エンジニアの回想録です。

ほとんどの作品のプロデューサー「ポールに嫉妬したジョン」

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