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【関西の議論】投票したのに集計「0票」とは…参院選比例「高松」の不可解、「30日過ぎた」と動かぬ選管

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【関西の議論】
投票したのに集計「0票」とは…参院選比例「高松」の不可解、「30日過ぎた」と動かぬ選管

 「私が投票した1票はどこに行ったんでしょうか」-。高松市の有権者4人が8月末、高松市選管にこんな抗議をした。7月21日に行われた参院選比例代表で、投票したとする候補の得票が集計結果で「0票」とされたため、文書で再点検を求めたのだ。しかし公選法は開票結果に疑義がある場合、再点検を求めて提訴できるのは開票日から30日以内と規定。すでに期限が過ぎてしまった上、市選管も再調査は行わない方針で、不可解な「0票」問題はこのまま真相究明が置き去りにされそうな状況だ。(藤谷茂樹)

 消えた私の1票

 「本当に納得できない。全部やり直してほしい」。8月30日、高松市選管に抗議文を提出した有権者の女性は、自分の1票が“消えた”ことに、こう怒りをぶつけた。

 得票が0票とされたのは、比例代表で約20万4千票を得票し、2度目の当選を果たした自民党の衛(え)藤(とう)晟(せい)一(いち)氏。香川県内では県遺族連合会が推薦するなどし、今回574票を獲得。前回改選の平成19年の参院選では県内で1078票を得て、高松市だけでも432票獲得した。その高松市で今回は0票というのは、明らかに異常な事態だ。

 有権者たちは「ゼロなんてあり得ない」「開票ミスがあったのではないか」と投票用紙の再点検を要望。これに対し、市選管の山地利文事務局長は「個人的には不自然に思うが、選挙は正規の手続きを経て確定しているので再点検はできない」と話した。

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