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知られざる「播磨木工芸」の世界を紹介 姫路で特別展開催

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知られざる「播磨木工芸」の世界を紹介 姫路で特別展開催

 兵庫・姫路を中心とする播磨地域で活躍した指物師(さしものし)や刳物師(くりものし)ら木工職人の系譜を作品から紹介する特別展「播磨木工芸の系譜」が、姫路市書写の市書写の里・美術工芸館で開かれている。10月14日まで。

 同館によると、播磨地域では茶の文化が盛んだったことを背景に、部材を組み合わせる指物や木塊をくりぬく刳物などの技法によって、茶道具にふさわしい棚物や箱物、盆類などの名品が多く作られてきた。特別展では、同館の収蔵品や個人の所蔵品などから香盆、茶箱、茶托(ちゃたく)など約45点を展示している。

 姫路藩の士族から彫刻の道に進み、播磨の刳物の系統を性格づけたとされる市川周道は、彫りにくい竹に果物などを刻んだ筆筒や、ケヤキに別の材料をはめ込み、レンコンやカニを表現した香盆など7点を紹介。このほか、明石や姫路に居住したとされるが詳細不明な木彫家、指種(さしたね)による煙草盆(たばこぼん)など、精巧な作品が並ぶ。

 同館の学芸員は「播磨の木工芸は作り手がほとんど断絶しているが、技の優れた人が多くいたことを知ってほしい」と話している。

 月曜休館(9月16、23日と10月14日は開館し、17、24日に休館)。開館時間は午前10時~午後5時(入館は4時半まで)。入館料は一般300円、高校・大学生200円、小・中学生50円で、29日までは半額。問い合わせは同館((電)079・267・0301)へ。

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