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【関西の議論】あの「大阪桐蔭」がロケット開発・打ち上げ…東大阪企業と組んでの“壮大教育”

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【関西の議論】
あの「大阪桐蔭」がロケット開発・打ち上げ…東大阪企業と組んでの“壮大教育”

 高校野球の強豪として知られる大阪桐蔭中学校・高校(大阪府大東市)と、小型ロボットシステムやIT機器の開発・設計などを手掛ける同府東大阪市の中小企業、創機システムズが、模擬人工衛星を搭載した小型ロケットを共同開発し、先月、「打ち上げ」に成功した。今年3月に1号機を打ち上げていた両者。今回の2号機は、最高到達点が1号機の約3倍になるなど大きな進歩を見せた。(香西広豊)

夏の青空に

 「やったあ~。成功だ!」。

 8月6日午後2時。まっ青な夏の空に大阪桐蔭のロケット「T-RocketMK.II」が、白い白煙を引いて一気に上昇していった。場所は和歌山市加太の「コスモパーク加太」。関西での缶サット打ち上げの拠点で、約45キロ北東の沖には関西国際空港もある。

 ロケットは計画通り高度約300メートル地点に到達すると「缶サット」と呼ばれる模擬人工衛星を放出。パラシュートでゆっくりと降下する缶サットの姿が見えた瞬間、生徒たちから大きな歓声があがった。

 大阪桐蔭は5年前からロボット教育を部活動として取り入れ、3年前からロケット製作を体験型授業として導入した。同校事務部顧問の中野透さんは「(学生に)東大阪のモノづくりの現場に直接触れられる機会を与えたい」とそのねらいを説明する。授業では、創機システムズの社員が実践的な指導を行っている。

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