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【オリチア&チアドラ リーダーは同級生(1)】「新体操」と「バトン」、夢をあきらめた先にあった世界

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【オリチア&チアドラ リーダーは同級生(1)】
「新体操」と「バトン」、夢をあきらめた先にあった世界

 比佐恵も、高校卒業を機に、バトントワリングに区切りをつけ、進学のために愛知を離れて大阪へ。大学では創作ダンスのクラブに入部したが、全国大会出場後の1年夏に退部した。

 続いて、チアリーディング部の門をたたいたが、組体操の要素が入った「スタンツ」と、アクロバティックな動きを組み合わせた『競技チア』という種目の性格になじめず、ここも1年間で退部している。

 「競技チアって、組体操のようにカチッとした動きが多かったんです。どうしても、自分の中で物足りなくて…。私は、踊りたかったんです」

 大学2年の夏。比佐恵は帰省した愛知の実家で「だらだらと…」初めて“何もしない夏”を過ごしていた。バトントワリングのように、もう一度、心から真剣に打ち込めるものを見つけたい。そんな渇望感が心の中で、日増しに大きくなってきた。

 何か、きっかけをつかめれば…。そんな漠然とした思いを胸に、比佐恵がインターネット上で見つけ出したのが、オリックス球団のチアチーム『Bs Dreams』のページだった。

 そういえば…。

 ふと思い出したのは、ナゴヤドームのスタンドから見た、里香の姿だった。

=敬称略

(喜瀬雅則)

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