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【大阪から世界を読む】淫行、マネロン、高級外車… タイの“贅沢僧侶”は地獄に落ちる

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【大阪から世界を読む】
淫行、マネロン、高級外車… タイの“贅沢僧侶”は地獄に落ちる

 人の道を説くのが僧侶だが、タイの元僧侶、ウィラポン容疑者(33)は間違いなく犯罪者だ。未成年と性的関係を結んだ淫行だけでなく、違法薬物の使用、マネーロンダリング(資金洗浄)にも関与したとされる。不正蓄財は日本円にして32億円にもなるという。悪行の限りを尽くし、当然だが、僧籍を剥奪され、捜査当局からも追われる身になった。悪徳僧侶から得る教訓とは…。

(大谷卓)

不正蓄財32億円…

 やや大きめのサングラス。横の席には高級バッグが置かれている。オレンジ色の僧衣を着た僧侶は無精ひげをはやし、後部座席の弟子らしき僧に話しかけている。終始、不満げな表情だ。

 これは今年6月、ウィラポン容疑者の“悪行”が発覚するきっかけとなった自家用ジェット機内の様子を映した動画だ。動画が発覚する前は、タイ国内で、さほど有名ではない一僧侶だった。タイは信心厚いお国柄で、国民の9割以上が仏教徒とされる。この映像が動画投稿サイトで公開されると、すぐに批判が集まった。

 「僧侶が人の道から外れている」「ぜいたくすぎる」。ただ、悪行はこれだけではなかった。

 バンコク・ポスト紙(電子版)などによると、まず、14歳の少女と性的関係を持った淫行疑惑が浮上。タイでは15歳以下の少女と性交した場合、同意の有無にかかわらず最高で禁錮20年の刑に処せられる。

 さらに、22台もの高級車ベンツを総額9500万バーツ(約3億円)で購入し、違法薬物の使用やマネーロンダリング(資金洗浄)などにも関与したとの疑惑も浮かび上がった。

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