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【出崎敦史のスポーツ言いたい放題】高校野球の何が悪いというのか?…「暑い夏」と「甲子園」は欠かせぬ“舞台装置”である

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【出崎敦史のスポーツ言いたい放題】
高校野球の何が悪いというのか?…「暑い夏」と「甲子園」は欠かせぬ“舞台装置”である

 多くの時間や紙面を割いて高校野球を取り上げるマスコミにもネット批判の矛先が向いた。

 ツイッターには「高校野球は結局(主催の)朝日新聞や(長時間放送する)NHKがつくり上げたもの」「メディアも高野連も、高校野球は球児が酷使されるのをドラマとしてあがめ、成り立っている」と高校野球報道批判がずらりとある。

「こいつら、すごいな」

 書く側から言わせてもらう。

 高校野球の記事が多いのは「読みたい」という読者のニーズが多いから。選手たちは高校生活の3年間のすべてをかけて甲子園を目指して野球に取り組んでいる。チームメートや指導者、家族、友達…。そこで生まれる周囲の人との絆のストーリーは、誰もが身近なドラマとして共感できる。だから高校野球は日本人の心に響く。

 実際に取材をしていると、野球に青春のすべてをぶつける高校生がみんなまぶしく見えてくる。「こいつら、すごいな」。そんな思いをずっと紙面に書いてきた。

 記事の最後は「高校野球をめぐる直言が目立つのは“見る側”にメディアに頼らない成熟した目が育っていることの証左なのかもしれない」と結んでいる。

 冗談じゃない。成熟した目が育った結果が「夏の高校野球の否定」では、真剣に野球に取り組んでいる選手が救われない。ネットの批判とは関係なく、高校野球は今も昔も変わらずに続く。それでいいと思う。

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