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【ビジネスの裏側】サントリー「子会社上場」の“奇策”にみる「創業家・創業事業の守り方」

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【ビジネスの裏側】
サントリー「子会社上場」の“奇策”にみる「創業家・創業事業の守り方」

 「なぜ、HDではなく、食品なんだ」

 実際、株式市場関係者の間では、こんな驚きの声が上がったほどだ。

 サントリーはオーナー企業として経営の自由度を保つことで、「株主の意向や思惑を気にすることなく、じっくりと長期戦略を立てられる」のが強みだった。ビール事業の黒字化に46年も費やすことができたのも、私企業だからこそだ。

 子会社を上場させるという、サントリーの「親子逆転上場」について、有沢正一・岩井コスモ証券投資調査部副部長は「工夫して考えた答えだと思う。創業事業を大事にしつつ、グループとして成長戦略を描くための方策だ」と分析する。

「3は縁起がいい」

 「人間、いくつになっても夢をあきらめなければ達成できる」。6月28日、80歳の世界最高齢で3度目のエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんの祝賀会には、三浦さんと親交の深い佐治社長も姿をみせた。

 乾杯のあいさつに臨んだ佐治社長は、サントリーの社名にひっかけて、「3という数字はつくづく縁起がいい。三浦さんは5月23日に3度目のエベレスト登頂に成功した」と満面の笑顔をみせた。産経新聞の取材に対し、「私がずっと登ってきたのは経営という山。私にもまだまだやりたいことがいっぱいある」と、さらに高い「頂」に挑む意向を示した。

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