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そして町長も議員もいなくなった…小さな町に広がる困惑、兵庫・上郡

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そして町長も議員もいなくなった…小さな町に広がる困惑、兵庫・上郡

 「心身の不調」を理由に辞職届を提出していた兵庫県上郡町の工藤崇町長(64)の退任式が2日、同町役場で行われた。工藤氏は職員約100人を前に「皆様に多大な迷惑をかけ、深くおわび申し上げます」と述べ、1年8カ月あまりの町政運営を終えた。町政を混乱させたとして町議会から不信任決議を受けた工藤氏は議会を解散しており、同町では町長選と町議選が21日に投開票されるまでの約20日間、町長と空席のままの副町長に加え、議員も不在という異例の事態となる。

 議会を解散した工藤氏は自身も辞職を表明。次期町長選に立候補しない考えを明らかにしている。

 退任式で工藤氏は、溝の深まった議会について「町民のための議論を行う本来の姿とほど遠く、解散を選択した」と説明。「自分も信を問うのが筋だが、心身の状態を整えるのが困難だった」と立候補しない理由を述べ、「(職員には)弱い立場への心配りを忘れず、笑顔で町民サービスに専念されることを期待します」と締めくくった。

 町によると、新町長が決まるまでは副町長も不在のため、職務代理者の総務課長が町長業務を代行。不在期間に議会や大きな懸案もなく、業務上の大きな混乱は避けられそうな見通しだが、対外的な折衝ができない面などで町政の停滞も懸念される。

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