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【新・関西笑談】WBC三塁コーチの舞台裏(5)ダルに嫌われ、金本の人生を変え、福留も…野球の財産、いつかタクトも振る

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【新・関西笑談】
WBC三塁コーチの舞台裏(5)ダルに嫌われ、金本の人生を変え、福留も…野球の財産、いつかタクトも振る

■野球評論家・高代延博さん

 --中日コーチ時代の平成18年(2006)には、当時日本ハムに所属していたダルビッシュが、高代さんを嫌がっていたそうですね

 高代 三塁コーチは相手投手の癖を見つけないといけない。ダルビッシュがこっちを見るたびに球種を分かってるふりして動いた。嫌がってるなと思って。「三塁コーチが全部の球種を分かってる」と言ってたらしいね。で、打てたときがあった。日本一になったあの年の一番の思い出。

 --金本知憲さんは自分に影響を与えた一人に高代さんを挙げています

 高代 金本が二塁でのシャッフル(本塁方向に体を向け、両足で跳ねるように次の塁へ進む技術)が理想とする形でできない。金本に俺のベルトを後ろからつかませ、一緒に動く反復練習をひたすらやった。あんな練習ないって周囲に言われたけど、懐かしいな。

 木村拓也(元広島、巨人)も思い出深い。ハートが強くて肩も足もそこそこ。捕手で外野もうまいけど、出るところがなかった。それでやったことなかった内野を毎日練習させた。1年半続けたころ、野村謙二郎がけがしてね。拓也の出た試合はグラウンドの悪い球場で2つエラーしたかな。でも5打数4安打。それからや。一軒家建てて「おかげさまで」と写真送ってきたわ。あの頑張りはすごかった。結局、選手本人の頑張りしかない。でも、頑張る環境を作ってやるのがコーチ。

 --井端弘和や現阪神の福留孝介もその環境で育った

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