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【新・関西笑談】WBC三塁コーチの舞台裏(3)あの江川と同部屋…おやじのためプロ入り

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【新・関西笑談】
WBC三塁コーチの舞台裏(3)あの江川と同部屋…おやじのためプロ入り

 高代 寮で同部屋やった。かぐや姫のLPを江川に貸したことあってね。あいつ、プレーヤーに置いたまま、練習に行きよった。帰ったら、ふやけたピザみたいになってもうて「アホー」ってね。2人の誕生日が近くて部屋で誕生日会もした。牛乳で乾杯して3分で終了したけど。ファンレターもいっぱい。あて名を見ると江川ばっかり。そしたら江川が「先輩も1枚ありましたー」と叫ぶ。百貨店からの督促状やったわ。

 --その大学で頭角を現し始めた

 高代 2年春に初めてユニホームを着たけど、発表直後に着られなかった先輩に便所でぼこぼこにされた。ただ、すぐに江川が調整終えて俺と交代。涙ながらに打撃投手してた。でも腐らんかったよ。「絶対腐るなよ」と選手に言うのはそんなこともあったから。

 --プロ入りは頭になかったのですか

 高代 潔く教職を目指して授業を受けてた。ただ、野球を続けたいという気持ちもあって。プロからも声はあったが、ドラフト外。プロは一切考えんかった。おやじが「そんな小さな体で行かれへん」と一番反対した。

 --プロ入りを意識したのは

 高代 東芝の1年目でベストナインをとって週刊誌とかに載り始めた。実家は割りばし工場やったんやけど、そのころ石油ショックで木の値段が暴騰。おやじがまとまった金がほしいと言ってきた。それでプロしかないと。他の人が遊ぶのを横目で見て、ひたすらスイングしてた。

 --お父さんの役に立てたわけですね

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